CS-HG-800-11とWH-RS770の衝撃



R8000系アルテグラが発表された。
概ねR9000系デュラエースと同様のモデルチェンジであり、コスパに優れた油圧コンポが出て、9001系のようなマイナーチェンジも今のところ存在せず、ノンサプライズの発表だった…「アルテグラ」については。

同時にワイドカセットのCS-HG-800とディスクロード用ホイールWH-RS770が発表された。この2点、実は今回の発表で最も注目すべき製品。

CS-HG-800の何がすごいのか

一見して、11-34Tのオールロード向けスプロケットに見えるこいつ、実はMTBホイールのフリーに装着することが可能。

シマノUSAのサイトには下記のように書かれている。
With the addition of the new 11-34T CS-HG800-11 cassette, ULTEGRA further expands gearing options for riders of any terrain. Designed to fit both MTB- and road-specific (with spacer) wheelsets, mixed terrain riders are provided with more wheelset options than ever before.
おそらく、この点がアルテグラではなくグループ外の型番を当てられている理由だと思われる。そして、MTBのフリーボディはロード10sカセットスプロケットを装着できる
言わずもがな、HG800は11sであるため、実質的に巷で流通している10sフリーコンパチ11sスプロケットとしての役割を持っている。

軽い軽いギア比とRDのキャパシティさえ許容できれば、10s時代の機材をまだまだ継続運用することができるというわけだ。

もう一つ、ディスクブレーキのCXバイクを使っている人たちにもこのスプロケットは救いの光となる。

ディスクロード以上にハブ規格が混沌としたCXでは、現役で15mmTA+リアQRというフレームが生存しているが、ディスクロードの規格が前後12mmTAになってしまったことでロードホイールの供給が完全に絶たれている。
10s時代は、非推奨ではあるものの29erホイールを流用すれば問題なかったが、ロード11sで運用できないため、RD-6770を何個もストックしている人を伝え聞いている。

だが、HG800を利用すれば29erホイールを流用したままロード11sの機材を利用することが可能となる。みんな大好きWH-M785がまだまだ使えるよやったね!
CXならば、フロントギアを調整することでギア比が軽くなるデメリットも簡単に帳消しにすることができる。40Tとか42Tとかをシングルギアで運用すれば対応できるスピード域も増えて万々歳だ。

おそらくアメリカをメインにユーザーが多い、マウンテン規格を使っているグラベルロードの救済だと思うのだが、日本国内ではCXerの方が恩恵を受けることになるだろう。

WH-RS770はディスクロードホイールのベンチマーク


ディスクロードのホイールは種類が少なく、重量も余りこなれていなかった。
今までベンチマークとして存在していたDT Swiss R23 Spline DBは定価670ドルで1655g。
対してシマノのハイグレードだったWH-RX830は1841gという重さ…勝負になっていない。

DTの完組は実質海外通販だよりなので実売6万円程度。国内流通は調べた限りあんまり…である。


だが、今回リリースされたRS770は1639gかつ国内流通バッチリ。定価ベースだとハッキリ言って高いが、実売はまぁR23よりちょっと高い程度に収まっている。シマノハブは思いからリムはR23より軽い…かもしれない。


こいつは手持ちのGIANTのカーボンクリンチャーホイールとさして変わらない重量なので、ディスクロード用ホイールのアップグレード代が一気に安くなったと言える。

着々とディスクロード普及への足固めが進んでますね!



2017春王滝 - 7時間切りへの道


目標は7時間

人生で2回目の王滝100km。3年前に出場した際は惜しくも7時間を越えてしまったので、今度こそ7時間切りを目標に参戦。

装備はボトルケージレスでハイドレーション・補給食・ツールボトルとチューブをバッグに、すぐに食べる補給食は背中に装備した。

今回の補給食はメインにSAVASのピットインジェルを準備。味よし、エネルギー量よし、カフェインも入っている上に値段もそこまで高くない優れもの。
サブとしてアミノバイタルパーフェクトエネルギーとゼビオ限定で売っているトリプルショットを準備。こいつらはアミノ酸補給のため、筋肉が辛くなる中~後半に摂取。

勿論レース前はスーパーヴァーム…のつもりが家に忘れてしまったので友人から譲ってもらう。
スタート前に顆粒のつもりで飲んだら粉タイプだったので盛大にむせてしまい、スタート前からまさかのリバース。そこらじゅうVAAM臭のする白く煙い空間を作り出す。

このハプニングのせいでスタート前から喉を痛めた。


装備はSLXとDeoreミックスで36T-11/36Tという王滝的には漢ギア。
前回の反省まったくなく、26インチから27.5インチに大径化したにも関わらずギア比そのまま。

タイヤは前後ともMaxxis ARDENT TLR 2.25'。日本非売の非EXOバージョンなので、軽いがサイドは弱い、トレッド面のパンクはシーラントで直るだろうが、サイドカットは祈る他無い。


前半戦

スタートして最初の登りは淡々と回してポジションを上げていく、前回は後半ブレーキがかかってしまったので若干抑えめ。
知り合いや池田選手が最初の登りで早くも脱落しており、登りでも何人かパンクを見かける。友人の1人も腰痛で大ブレーキ、もう1人体調不良で脱落と早くも王滝の怖さを思い知る。

下り系HTでなんとか登りきり、爽快なダウンヒルが始まる…と思いきやタイヤがかなり滑る。どうやら標高に加え、30度近い気温の影響でかなり空気圧が上がってしまったらしい。
たまたま小さい登りの頂点で一緒になった人はエアゲージ読みで0.4気圧ほど上がっていたとのこと。自分はゲージを持っていないので指センサーでいい感じになるまでエアを抜いて再スタート。


序盤はシクロクロスの体の使い方になっていたせいか、コーナーが遅かったが徐々にMTBの体の使い方を思い出し、スピードがどんどん上がっていく。
下りが本調子になってきたところで第1CP。

前回はこの時点で大分やられていたが、今回はDJではなくトレイルバイクを使っていることも合って振動で体が痺れることはなく、ESIグリップとTOGSでハンドル周りをバッチリ決めてきたおかげか握力も余力十分。


水だけ補給していざ出発!!!したところで腰が大爆発。
登りが全てインナーロー縛りになる地獄。第2CPまでの間、何度腰を伸ばしたかわからない。湖を回り込む平坦路すら上手く回せず腰のストレッチを入れる始末。

補給食とツールケースが意外と重く、腰の負担になっているかもしれないと思ったが後の祭り。30分毎に減っていく荷物と言い聞かせて第2CPまで淡々と走っていく。
この時点で半分ほど7時間切りを諦めていた。


後半戦

第2CPで補給食と塩タブ・カルパスを食べて、軽量化()を行ってストレッチしていたところ、四股ポーズで肩を入れるポーズで股関節を伸ばしているときに背骨の「パキッ」という音とともになぜか腰痛が雲散霧消。

第2CPからゴールまでおよそ30kmで、ちょうど5時間が経過。
最後の10kmほどは下りなので30分程度として、望みありとしてガツガツ踏んで登っていく。

第2CP後の山はガレている難関なのだが、踏めているお陰でなんなくクリア。セカンドウィンドが吹いているうちにと大爆走。HTなので下りも完全な休みではないが、バイクの力もあり40km/hほど出しながらガンガン下っていける。

第3CPは当然スキップ。水は補給せずとも良い量を予め第2CPで補充している。
メチャクチャに暑いので、天然エイドで水遊びしたいが、立ち止まって腰痛がぶり返してしまっては元も子もないので脇目もふらずに踏んでいく。

最後の山に突入した時点で残り1時間15分ほどあり、トラブルさえ無ければ7時間切りをほぼ確信…そして王滝最高の楽しみである最後の下りに40分ほど残してダイブ。
リアブレーキだけで下っていると、後輪から嫌な感覚と音。


パンクーーーーーーーーーーーーー!



しかもここでハンドルにマウントしているEdge25Jのバッテリーが切れ、残り時間がわからなくなる。公称8時間持つのに使えないやつ。

傍目にはどこから漏れているかわからないので、とりあえずシーラントを注入してCO2で塞ごうとするが、完全なサイドカットであることが発覚。急いでチューブを入れている間に渡辺先生や知り合いCに抜かれていく。


再度パンクしないように空気圧高めのチューブドで再スタート。前輪と後輪のグリップ差がひどく、気持ち悪い。それでも秒単位の勝負になってしまっているかもしれないので、下り全力ペダリングで飛ばしていく。

傍目から見たら頭のネジを飛ばしながら走っているように見えただろう…
ゴール直前で6時間40分台であることまでは確認し、歓喜の声を上げながらゴール。

正式なリザルトは6h49min。パンクがなければ-10分か-15分いけていただろうに若干悔しい。




会場に戻って、プロテイン飲んで自転車洗ってブチョーコーヒーで一服、至福の時。
毎回、一生分MTBに乗った気分になる王滝だが、物忘れが激しいMTBerなので秋には120kmにエントリーしている可能性も否定できない。

補給食は30分ごとに淡々と食べていくスタイルだったので、前回と同じく特に問題はおこらなかった。最後の山で水がなくなってしまったのは計算外だったが、ギリギリ保ってくれたので結果オーライ。
フレームバッグを使って重いツールやチューブを入れておいたほうが腰のためには良さそうだ。

パンク対策はチューブレスでサイドカットにはチューブを突っ込む対応で十分だとわかったのも良い収穫。
あと…フロントギアは32Tか34Tが欲しかった。


翌日、有給が出張に化けたら体調最悪のまま3日間過ごすことになったので休みは死守、絶対。




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赤福氷を求めて伊勢ツーリング



関東にいた頃からなんとなく気になっていた銘菓赤福の季節メニュー。

お土産の赤福は何度も食べたことがあるけれども、夏の赤福氷、冬の赤福ぜんざいは現地に行かないと食べることができない。
喫茶店舗はほぼ伊勢周辺のみなので、思いきれずにいたがようやく実行に移すことに。

前半戦


大阪北部からは約160km。ルートラボ調べで1500m UPとロングライドとしてはまぁまぁの負荷。
柏原から檜原に抜け、R165>R369>R368と繋いでいくコース。柏原から奈良に抜ける峠がそこそこキツイ…


R165が終わるまではほぼ市街地。
普段北摂方面ばかり走っているので信号にストレスを覚えつつも、R369に入ってからは車も少なくなり中々快適になる。



R369は曲がりくねっていないものの、長い直登の連続で心を折りにくる。
どこまで見渡しても坂。



ルートラボだと登りきればほとんど下り基調に見えるが、現実は厳しい。
後半の山岳地帯は怒涛の登り返しが待っている。Stravaの実測高度がこちら。


中盤のハリネズミエリアがつらい。

3回登り返したところの頂上でPizzeria e Trattoria renoneなるイタリア食堂に遭遇する。サイクルラック完備!

腹が減っていたこともあり、予定していたコケコッコー共和国ではなくこちらで昼食を取ることに。これが大当たり。


マルゲリータのサラダセットを注文。イタリア料理の基本要素が詰まっているので初めての店はとりあえずマルゲリータ。

タイミングがよかったのか数分で焼きあがり、提供される。
1000円に届かない価格にも関わらず、30cm近い大きさ、惜しげもなく盛り付けられたモッツァレラチーズが口の中で主張してくる。美味い!

後半戦

お腹も膨らんだところでゴールに向け走り出す、残り60kmほど。
ここからは爽快なダウンヒルが続く。そして当然のように登り返す。

後半から景色のスケールが変わってきて、距離感がおかしくなるタイプの風景が多々見られるようになってくる。




そして、山岳エリアの締めくくりに仁柿峠なる峠を通る。
道幅に余裕のある二車線道路(しかも国道)を走っているにも関わらず、「この先全長8m以上の車両通行禁止」「幅員極少」という怪しげな雰囲気を醸し出す注意標識がこれでもかというほど出てくる。

ついでにこのあたりは神去村という地名らしい。お地蔵様が道端にあっても加護はありそうにない。


奈良側からはほぼ下るだけの峠なのだが、写真を取る余裕がないほどの悪路と狭さ。
車1台がやっとの幅員が延々続く。

国道なのでちょこちょこ対向車がいる上、先行する自動車に追いついてしまうのでブレーキをかけっぱなし。油圧ディスクブレーキでよかった。
後日ググったら酷道との評判がいっぱい出てきた。そりゃそうよね…


下りきって三重県の平野部に入った後は、コロコロ変わる風向きと戯れながら無心で伊勢方面への道路をひた走る。特に特筆するところ無し。


ぴったり160kmで赤福 五十鈴川店へ到着。
本店は狭いようなのでこちらをチョイス。あとから観光がてら本店を見たところ案の定行列していたが、五十鈴川店は並ばずオーダー完了。

風流な建物の中で念願の赤福氷をいただく。



シロップは甘みが強いが、抹茶の風味がしっかり感じられる。氷もふわっふわ。
この時点でそこらの海の家で売っているかき氷との明確な違いを感じる。

中に埋もれている餡と白玉で赤福成分を補給。甘さで満ちた口を熱いお茶でリフレッシュすることで無限に品のある甘さを堪能できる。来てよかった。
5月の15時過ぎはかき氷にはちょっと涼しい時間帯だったが、自転車で火照った体には氷の冷たさが心地よく感じられる絶妙な気温。酷暑の中でもないので汗が再度吹き出すわけでもない。ごちそうさまでした。




五十鈴川を背景にパシャリ。
今回からサドルをスペシャのPowerからfabricのLINEに変更。fabricの中では硬めらしいが、弾力性のあるサドルなので、体が疲れて筋肉のクッションがなくなっても尻が痛くならない。溝有りサドルが好みの自分がロングライドするにはちょうどよい感じ。

おかげ横丁は人混みで自転車に乗れる状況ではないので押し歩き。
つむりん推薦、豚捨の串かつを食べてタンパク質を補給。

シメに一風呂浴びた後、輪行で帰宅。
自分は輪行ライドにビニール袋に入れたズボンをジャージのポケットに突っ込んでおり、帰る前に銭湯でひとっ風呂浴びたあと着替えている。レーパンのパッドは電車内ではやや不快な上、汗疹の原因にもなってしまう。

また、目的地に駅があることも大切だが、乗り換え回数を考慮した目的地を選ぶとより快適。寝てるだけでOKというのは精神的に有り難い。乗り過ごしのリスクも無い。
この点、伊勢は近鉄で大阪中心部まで1本で帰ることができるので非常に優秀。(しかも安い)

近畿圏の鉄道はそこまで明るくないが、こういった楽ちんなグルメロングライドスポットを開拓していきたい。



SSCXで大阪~南丹~小浜~敦賀ツーリング


GWの危機

前日のレースで唯一のロードホイールを破損してしまい、GWの予定立て直しを強いられてしまう。

「ホイールを買う?」→12mmスルーのフロントホイールなどポンポン売っていない
「CXホイールにアダプタは?」→店頭在庫ないし配送は当然GW後
「CXでいけば?」→ギアードはバラしてフレーム売っちゃった

という八方塞がり状態。
残りの自転車はSSCXとMTB。MTBは下り向けなのでオンロードをまともに走れそうなのはSSCXのみ…!
じゃあSSCXで行くしか無いじゃん!!!!!!!!!

前準備

いくら行き当たりばったりとはいえ、一応準備はしっかりと。

まずタイヤの空気圧を4気圧まで上げる。ロードタイヤに付け替えることも考えるがホイール側の上限をたやすく越えてしまうためCXタイヤのまま空気圧を上げる方式を選択。
4気圧でも実はホイール上限越えてるのだが…


ギア比は超高速CXコース用の38x17Tに変更。12Tも準備があるがチェーン交換が必要になる上に登りがほぼ無理になってしまうので却下。


目的地は敦賀なので、湖西コースと北摂コースが選択できる。
GWなので元々人の少ない北摂コースを選ぶことにしていたのだが、SSCX化により道路の流れに乗れなくなることは確定的に明らか。

北摂コースでゆったり目指すことに決定。なるべく獲得標高の減るコースを選択していく。



ルートはR477から南丹を通過して日吉ダムを通り美山方面へ、そのままR162に合流して小浜からはR27を走るコース。
琵琶湖コースを取れば20kmから30kmほどの短縮になるが、車が多くてストレスフルな行程になりそうなのでパス。

北摂ルートは観光地としてそこそこ名高い三方五湖を経由して170kmほどの行程。
帰りは新快速で大阪まで一本!らくちん!最高!


若狭グルメ・観光

若狭と言えば海産物!
三方五湖レークセンターで名物のへしこをスープに使ったラーメンを頂く。魚介スープがうまい!!!
へしこ天むすも独特の味で炭水化物の暴力的なハーモニーを醸し出す。

自転車で塩分をカロリーを失っていることもあり、遠慮なく完飲。



三方五湖はいわゆる汽水湖。

海と湖と山を一気に楽しめる隠れた良スポット。大阪からそれなりに距離があるとは言え、ここまで獲得標高1000m程度なのでそこまでキツさは無し。

GWということもありレインボーロードという有料道路は車やバイクがひっきりなしに通っていましたが、自転車は入れないので裏道をチョイス。


近場の300m級の山から全体を見渡せるスポットがあるらしいが、SSで激坂登りは勘弁ということで次回に回す。

ジェットスキーでも遊べるらしい。




三方五湖を離れ、敦賀までの海岸線を流す。
日本海は透明度が高く、砂利浜で、すぐ近くが山になることが特徴。


海底まで見渡せる圧倒的な透明度!






敦賀の手前ではR27がバイパスになるため、標識では県道で関峠を通るように指示されるが…


バイパス脇に回避道があり、バイパスの通る2kmトンネルを歩道で走ることが出来る。
下りトンネルでかなりスピードが乗るうえに、緊急避難場所で急カーブを強いられるので走行には注意。





銭湯でゆっくりした後、最後のお楽しみへ。

夕食はうおさきさんの刺身定食をチョイス。
肉厚でプリップリの刺身が頂ける。鯖の浜焼きと迷ったが、鯛のいいのが出ていると言われて刺身を選択!




帰りはそのまま新快速で寝ているだけで大阪まで到着。
1時間に1本直通が出ている上、終電も21時台なので安心安全。



SSCXでオンロードツーリングできるのか???


結論から言うと、コースを上手く選択すればロードに匹敵するスピードで走れることがわかった。

SS故に平地の速度は29km/hほど(ケイデンス100-110)が精一杯となる。
下りに関しては35km/hまではなんとか回すことができるが、それ以上の速度では足を休ませざるを得ないのだが、これがツーリングではかなりいい具合に作用して疲れを軽減できる。

今回のコースはゆるい登りが多く、20km/h~30km/hで気持ちよく走る程度の斜度となっていたのでSSのスピード域とバッチリ合っていた。
同じギア比を使うのであれば、駆動抵抗が低いSSと転がり抵抗の低い太いタイヤの影響で気持ちよく進んでくれるのでむしろ登りをコースに組み込んだほうがよいと言える。

平坦で脚を高速で回し続けるのは、後半体力的に辛くなってくるだろう。登りで適当な具合に抑えることで気持ちよく走れる。

太いタイヤが振動による疲労を軽減してくれるのか、上半身へのダメージが少なかったのも特徴。ロングライダーが太めのタイヤを好んで選ぶことも頷ける内容だった。
今回は履いていたタイヤをそのまま(フロントSERAC,リアSERAC sand)使ったが前後Sandならもっと快適だろう。


ここまで快適だと、ギアードCXが戻ってきたときにロードの必要性を考えなければいけないかもしれない…



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グラベルクリテ春の陣でどったんばったんおおさわぎ!



オンロードとオフロードのクロス

昨年より始まった三船さんプレゼンツの新機軸レースイベント「グラベルクリテリウム」。

今年はJBCFレース参戦を見送る代わりにこういった面白そうなロードイベントに参加することに。
普段日の目を見ないディスクロードのアドバンテージが存分に活かせそうなこともあり、参戦を決定。

名前の通り、グラベルロードでクリテリウムを行うが、タイヤ幅が30mmに制限されている。
コースは約800mのゆるいアップダウンを含む美山向山地区の周回コース。下りとその後の平坦にすこし大きい石が転がっており、舗装路は30mほど。
草の部分をうまく使えばロードタイヤでも程よくグリップするが、石が隠れているといういやらしい仕組み。これでも昨年よりは優しくなったらしい…





スピードもそこまで上がらない(上げられない)ので、それなりに安全。

最初に開催されたビギナークラスはクリテリウムらしく、周回遅れで足切りがされていき段々と人が減っていく展開。スピードもそこまで上がらず和やかだった。

サバイバル、そして


ロードシーズンと被っているのでエントリー数も少なく、自分の参加するインターミディエイトクラス(20周)は出走4人。この人数なので足切りは無しということが宣言される。
後にこのルールが非常に重要だということを思い知らされる。



周りの人が30mmギリギリのタイヤを履いているのに対し、自分はロードバイクに前後25c。銘柄違いで実測基準で言うとフロント23mm(GIANT GaviaSLR)/リア26.5mm(IRC 旧RBCC)。
タイヤが細い分下りでのディスアドバンテージとなるので、積極的に先頭を引くことにする。平坦と登りで稼ぐ算段。




思惑通り先頭でスタートし、淡々と踏んでいたら5周ほどで一人旅になったのでそのまま回し続ける。
くろんど池CXで独走パンクをやらかした経験から、途中で多少ペースを落として丁寧なライン取りを心がけて走行。

8周目か9周目、グリップが上がったような感覚があり嫌な予感。ロードノイズも心なしか前の周回と違う音が…している…ような…?



プシュー




前輪パンクwwwwwwwww(ビード外れ)

DNFがないルールなので、荒れていない箇所は走行し残りは担いで周回をクリア。
観客のところでパンク修理をはじめる。知り合いがチューブを提供してくれるが、チューブレスホイールとタイヤにチューブを入れるのはとても大変。

ガチャガチャやっているうちに-4Lapほど失う。しかし他の人もパンクしている…
ビリを牽かなければ表彰台なのであちらこちらで必死のリカバリ作業が始まっている。




チューブを入れて再スタート。TLのときは4.5気圧だったがチューブドであることを考慮して5.5気圧でスタート。







バスン






走行開始2周目でリム打ちパンクwwwwwwwwwwww
もうチューブないでーすwwwwwwwww


再度ランニングでコントロールラインを抜けると、三船さんのバイクを貸してもらえることに!
ありがとうございます!!!






しかし三船さんの身長は180cmオーバー、自分は160cm。ペダルもSPD-SLからTIME XCという変化。しかし走らねばならない…



最適解を求めた結果、こうなった。



靴を脱いで靴下でペダルを踏む!(痛い)
サドルに乗ったら1mmもペダルを回せないのでトップチューブに乗る!(痛い)
しかもカンパだこれ!(シフトチェンジを逆方向にやってしまい降りるハメに)(路面の石が痛い)


解決策として2周目ではシューズをスタッフの女性にお借りして走行を続けることに。


スニーカーは偉大であり、ちょっと滑るものの裸足に比べれば圧倒的に安定した走行ができた。人類の文化に乾杯。



先頭以外の全員がパンクするという事態になり、タイヤ以外にもチェーントラブルが起きていた模様。延べトラブル率実に100%を越える凄まじいサバイバルレースだった。


結果は-7Lapsのビリ。チーン。
初回のパンク修理に時間がかかったのが痛かった…


パンク祭り


午後のオープンクラスやエリートクラスもパンクでDNFする選手が続出。
そんな中の解説…



三船さん「実はこういうコース、空気圧は高くしたほうがいいんですね。跳ねるけれどもトラブルを避けたほうが」
最初に言ってくれ


同行した友人は漢の23cで参戦。

オープン:「午前を参考に6気圧だ!!!」→パンク
エリート:「6気圧でダメなら漢の7気圧!オンロードと同じ!」→パンク
リベンジ:「これ以上空気圧上げない!5周くらい持つだろ!」→パンク


エアボリュームがないとそもそもどうにもなりませんなこれは…


被害



  • カーボンホイール死亡
  • チューブ死亡
  • GIANTタイヤはビード落ちしたため信頼できなくなり廃棄

リベンジレースに出るつもりでしたが、ホイールが壊れてしまったので参加できず。
後日瞬着で固めたところIRCのタイヤはビードが上がってくれたのでなんとか利用は継続できそう?

タイヤに関しては、本来TLタイヤはリム打ちパンクしてもリムから外れないのが基本のはずがパンクせずに外れてしまうという具合だったので、安心と信頼のIRCしか使わないことに。

レースには使わないにしても輪行できる範囲の利用にはなんとかといった具合。
完全に膨らんでいるのでリムブレーキなら廃棄せざるを得ないところだけれどもディスクブレーキならタイヤさえ保持できればどうとでもなるというメリットを発見した。



普通のレースではない異常な雰囲気だったが、アホみたいに面白かったので次回はちゃんとアルミホイールで参戦しようと思う。


ロードバイク春秋レイヤリング



長い長い冬が終わり、ようやく桜が咲いたり散ったりする季節。
朝は冷え込み昼は暑く夕方は寒い。花粉は…アイキャッチのように防御しよう。

冬は着込めばいいし、夏は薄着一択なのだがこの季節はウォーマーやらインナーレイヤーの選択を間違えると一瞬で不快なライドになってしまうのでウェアの選択が難しい。


自分の場合、レッグウォーマーやアームウォーマーは締め付けが苦手なので極力使いたくない。よって下はフリースビブと夏ビブを使い分ける形になる。

上は色々パターンがあって難しい。よく使う組み合わせは3パターンくらい。
ブランドはほぼ全部チャンピオンシステム。

1. 長袖冬インナー+夏ジャージ

春秋用に特別なウェアを買わないパターン。
極端に冷え込むことは無いが、登りや真昼はだいぶ暑くなってしまう上、調整できないという欠点がある。

峠に行くと登りは暑くて下りは寒いという地獄モードになる。強度の高いライドにも余り向かない。
三浦半島のようなゆるい上り下りが連続するコースでは有効。

2. フリースジャージ+夏インナー+ジレ

春先や冬の入りにオススメのパターン。
フリースジャージは暖かいが防風ではないので汗を逃してくれる。登りで暑い場合は前を開けると、夏インナーが一気に体を冷ましてくれるので体温調整し易い。

防風素材ではないぶん、下りは冷えてしまうがジレで体幹の冷えは防止するスタイル。
ちょっとした峠や、強度の高いトレーニングにGOOD。




3. 夏ジャージ+夏インナー+ウィンドブレーカー


初夏や秋口のパターン。下りだけウィンドブレーカーで冷えを防止。

渋峠や乗鞍のような長い下りがある場合もこれ。10km以下の下りなら腕が出ていても平気だが、標高が高かったり下りが長くなってくるとかなり腕だけでもかなり体温を持っていかれるので長袖のウィンドブレーカーがあったほうがいい。

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outwet(アウトウェット) (2014-05-08)



夏インナー万能説

こうしてみると、夏インナーばっかり使っている。
冬場も本当に寒いときは「夏インナー+冬インナー」というパターンがあることを考えるとほぼ一年中使っている計算。

今までインナーはずっとCRAFT派だったが、昨年のジャパンカップ会場でOUTWETのインナーを買ってみたが、なかなか具合がいい。
CRAFTはペラペラで表面積が大きく、いかにも涼しそうだがOUTWETは少し厚めの記事。穴を大きく取ることで表面積を稼いでいる模様。厚い分耐久性も良さそう。
伸縮性は共に申し分なく、体にピッタリフィットしてくれる。

最近はファイントラックも身の回りで使っている人が増えてきた。
レイヤリングについては並々ならぬこだわりがあるメーカーなので、購入はせずとも、レイヤリングについてのページは一度目を通してみることをおすすめする。