ダクトテープでチューブレス化:続


そして翌朝

この記事は前回の続きです。
翌朝起きたら見事にタイヤが萎んでいました。悲しい…

開けてみるとご覧の通りテープがちょっとずれてる、そしてバルブ付近に大量のシーラント痕。


ひとまずテープを巻き直すことに。
剥がしながら観察すると、2重に巻いた2層目が主にずれており1回目は完全な密着を保っている模様。バルブ付近は単純に力任せに穴を開けたのが良くなかったのか?

それでも一応2重に巻き直し、バルブ付近のみ3重化。穴はカッターで十字穴を開けて装着してみた。
果たして翌朝、空気圧が落ちることもなく完全に気密が保たれている。すごいぞ!
1週間近く経った現在も走行に十分な空気圧が保たれたまま、完璧だ。


後輪も


後輪は一旦余っていたNotubesのテープでチューブレス化してみた。そしたらバルブ周りがご覧の有様。

ダクトテープで巻き直すと、若干マシになったもののバルブ周りは相変わらず。Notubesのバルブが完全に死んでいるのか?
何度か巻き直してみるも、前輪と同じく2層目がずれていてもリムに直接貼られている部分は無傷なのだがどうしてもバルブ周りの漏れが収まらない。

何度か試すうちにゴムが馴染んだのか、漏れが少なくなってくるも、このままでは非常に不安が残るので根本の気密性が優秀そうなDT Swiss系のバルブを買って試してみることにする。
通販もリアル店舗も納得行くコストで手にはいらないのでOEMらしきGIANTのチューブレスバルブを使う予定。


続編、乞うご期待。


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ダクトテープでチューブレス化:序


ダクトテープとは?

アメリカ人が絶大な信頼を寄せるテープ。アポロ17号の補修にも使われ、ボートから宇宙船までとりあえずなんでもこれで補修しとけ!という万能テープ。防水・気密。

アメリカでは、高校のダンスパーティーの衣装をダクトテープで作るコンテストもあるほど謎の信頼性と人気を得ている。(Wikipediaより)


ダクトテープでのチューブレス化

粘着力の強さ・気密性・粘着力の強さ、何より強度が高いとリムテープの代わりになる要件は十分。もちろんアメリカでは先人がいっぱいいる、主にファットバイクのチューブレス化に利用されている事が多い。
ファットバイクサイズのチューブレステープは市販されていないので、妥当といえば妥当である。

日本でもMTBを中心に前例あり。

ファットバイク穴あきリムのチューブレス化https://blogs.yahoo.co.jp/bakiy113/69521789.html

チューブレス化
http://blog.livedoor.jp/tom0730/archives/65264086.html


ダクトテープと一口に言っても種類は様々ですね。


CXホイールをチューブレス化しよう!


今回ご用意しましたのはこちら、ニトムズ気密・防水クロステープ 片面粘着 KZ-7
化学メーカー勤務の知り合いより推薦。

こいつをVelocity A23リムに合うよう21mm幅に切り出す。高い強度を誇りながらカッターで簡単に切れ目が入り、手でちぎることも出来るという矛盾。


そして冒頭のようにリムに巻いていきます。
Notubesのイエローテープしか自分で使ったことはありませんが、粘着面への追従性が高く気泡が全くできない。このテープはNotubesテープよりやや厚い模様。

ヘラのようなもので完全にリムに密着させた後、千枚通しでバルブ穴を開けて装着。
Notubesテープと違って穴が広がらないのでやや苦労する。

石鹸水を塗ってタイヤとシーラントを装着して、試しに普通のフロアポンプでプッシュ!
一発でビードが上がる!空気抜けも…装着時点ではなし!


フロントはしっかり施工できました。
後輪編・実走編・シーズン後編、乞うご期待。





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夏こそ長袖インナーを着ろ



日焼けとの終わりなき戦い


夏場は日焼けがつらいですね。ロードバイクのように長い時間屋外にいる競技では、一般的なウォータープルーフの日焼け止めでも流れ落ちてしまうので、基本的に日焼けは避けられません。

日焼け止めを何度も塗り直すのが大変なので、ワコーズが超強力な日焼け止めを作ったのは記憶に新しいと思います。


ところで自分は日焼け止めが苦手で…普通に生活したり海に行ったりする分にはいいんですが、夏場のロードレースのような強度の高いシチュエーションではウォータープルーフの日焼け止めを使うと、日焼け止めの上に汗が浮いて気化熱でどうにも冷えてくれないように感じてしまいます。
今年の加賀エンデューロでも、25度程度の気温にも関わらず日焼け止めを塗って挑んだ結果熱中症になってグダグダにフィニッシュする羽目になりました。

昔は日焼け止めなしでも活動できましたが、もういい歳なのでちゃんとこの問題に向き合うべく試行錯誤することにしました。


高校野球に学ぶ暑さ対策


日焼け止め以外で日焼け対策をするとなると、物理的に肌を覆うしかありません。
女性サイクリストはよく夏用アームカバーを使っているので、それを採用しようと思いましたが、自分の場合は腕が太く締めつけ感がかなり不快なのでボツとなりました。

どうしようか悩んでいたところ、甲子園ではピッチャーがよく長袖アンダーシャツを着ていることを思い出しました。
甲子園のマウンドは40度以上にもなり、遮るものもないため日差しが強いのは言うまでもありません。そんな環境で野球のなかで最も運動量の多いピッチャーが長袖をチョイスしているということで、自転車でも使えるのではと思い、試してみることにしました。


商品選び

実は、パールイズミが全く同じコンセプトの「夏用の長袖インナーウェア」を既に出していました。




インナーは通常の夏用で、袖部分はサマーレッグカバーと同じ素材です。
これを買ってもよかったのですが…個人的にパールのインナーってそんなによかったっけ?という記憶とパールのサマーアームカバーの質感がビミョーだったことを加味してアンダーアーマーのコンプレッションヒートギアを購入してみました。



ちなみに、コンプレッションと言っても肌にピッタリ張り付くタイプというだけで、所謂UCI規定違反となるコンプレッション(着圧)効果はほぼないレベルです。
腕までしっかりした生地で覆われています。

走行


実走実験は箕面と妙見山という山岳を含むコースで、帰りの河川敷も含めるとおおよそ気温26度~31度という環境で実施しました。

ファーストインプレッションとしては、汗が腕を滴り落ちないのがおもったより快適で、顔の汗を簡単に拭き取れるのもポイントが高いと感じました。
「汗ダラダラ」という感覚をかなり軽減できています。


本格的な登りでは体の発熱がこもってしまうかと思っていましたが、予想ほどでなくむしろ前述の汗を拭き取れる効果も相まって快適でした。ちょっとした下りや平坦で袖の部分から気化熱が奪われるのがしっかりわかります。

思わぬメリットとして、ノースリーブインナーでは覆えない脇の下も吸湿速乾させることで、腋窩動脈を冷やすことができるようになりました。長い下りでハッキリとわかります。これは明らかに長袖による利点になります。

一通り走り終わった後も、当然腕に日焼けの感覚はないので1回目の試験としては大成功です。真夏の炎天下だとあまりよくないという話もあったので、後々35度ほどの日にレポートしようと思います。



夏コミ(C92)告知


C92受かりました

二日目(土曜日)東-ポ22b、いわゆる自転車島にて「なんとか技研」で参加します。
下記の2冊のほかに、手が回れば関西飯ポタ本を出す可能性あり(低)

銀輪練之概略


新刊。ナマケモノ対応のロードトレーニング入門書です。
前半はトレーニングの基礎的な考え方と実走でできる「ちょいトレ」紹介。
後半はZwiftによる可能な限り脳を使わないトレーニングについて書いています。





ホビーレースのすゝめ


既刊。文字通りのホビーレース入門書。
手元と書店にあるぶんだけ持っていきます。

CS-HG-800-11とWH-RS770の衝撃



R8000系アルテグラが発表された。
概ねR9000系デュラエースと同様のモデルチェンジであり、コスパに優れた油圧コンポが出て、9001系のようなマイナーチェンジも今のところ存在せず、ノンサプライズの発表だった…「アルテグラ」については。

同時にワイドカセットのCS-HG-800とディスクロード用ホイールWH-RS770が発表された。この2点、実は今回の発表で最も注目すべき製品。

CS-HG-800の何がすごいのか

一見して、11-34Tのオールロード向けスプロケットに見えるこいつ、実はMTBホイールのフリーに装着することが可能。

シマノUSAのサイトには下記のように書かれている。
With the addition of the new 11-34T CS-HG800-11 cassette, ULTEGRA further expands gearing options for riders of any terrain. Designed to fit both MTB- and road-specific (with spacer) wheelsets, mixed terrain riders are provided with more wheelset options than ever before.
おそらく、この点がアルテグラではなくグループ外の型番を当てられている理由だと思われる。そして、MTBのフリーボディはロード10sカセットスプロケットを装着できる
言わずもがな、HG800は11sであるため、実質的に巷で流通している10sフリーコンパチ11sスプロケットとしての役割を持っている。

軽い軽いギア比とRDのキャパシティさえ許容できれば、10s時代の機材をまだまだ継続運用することができるというわけだ。

もう一つ、ディスクブレーキのCXバイクを使っている人たちにもこのスプロケットは救いの光となる。

ディスクロード以上にハブ規格が混沌としたCXでは、現役で15mmTA+リアQRというフレームが生存しているが、ディスクロードの規格が前後12mmTAになってしまったことでロードホイールの供給が完全に絶たれている。
10s時代は、非推奨ではあるものの29erホイールを流用すれば問題なかったが、ロード11sで運用できないため、RD-6770を何個もストックしている人を伝え聞いている。

だが、HG800を利用すれば29erホイールを流用したままロード11sの機材を利用することが可能となる。みんな大好きWH-M785がまだまだ使えるよやったね!
CXならば、フロントギアを調整することでギア比が軽くなるデメリットも簡単に帳消しにすることができる。40Tとか42Tとかをシングルギアで運用すれば対応できるスピード域も増えて万々歳だ。

おそらくアメリカをメインにユーザーが多い、マウンテン規格を使っているグラベルロードの救済だと思うのだが、日本国内ではCXerの方が恩恵を受けることになるだろう。

WH-RS770はディスクロードホイールのベンチマーク


ディスクロードのホイールは種類が少なく、重量も余りこなれていなかった。
今までベンチマークとして存在していたDT Swiss R23 Spline DBは定価670ドルで1655g。
対してシマノのハイグレードだったWH-RX830は1841gという重さ…勝負になっていない。

DTの完組は実質海外通販だよりなので実売6万円程度。国内流通は調べた限りあんまり…である。


だが、今回リリースされたRS770は1639gかつ国内流通バッチリ。定価ベースだとハッキリ言って高いが、実売はまぁR23よりちょっと高い程度に収まっている。シマノハブは思いからリムはR23より軽い…かもしれない。


こいつは手持ちのGIANTのカーボンクリンチャーホイールとさして変わらない重量なので、ディスクロード用ホイールのアップグレード代が一気に安くなったと言える。

着々とディスクロード普及への足固めが進んでますね!



2017春王滝 - 7時間切りへの道


目標は7時間

人生で2回目の王滝100km。3年前に出場した際は惜しくも7時間を越えてしまったので、今度こそ7時間切りを目標に参戦。

装備はボトルケージレスでハイドレーション・補給食・ツールボトルとチューブをバッグに、すぐに食べる補給食は背中に装備した。

今回の補給食はメインにSAVASのピットインジェルを準備。味よし、エネルギー量よし、カフェインも入っている上に値段もそこまで高くない優れもの。
サブとしてアミノバイタルパーフェクトエネルギーとゼビオ限定で売っているトリプルショットを準備。こいつらはアミノ酸補給のため、筋肉が辛くなる中~後半に摂取。

勿論レース前はスーパーヴァーム…のつもりが家に忘れてしまったので友人から譲ってもらう。
スタート前に顆粒のつもりで飲んだら粉タイプだったので盛大にむせてしまい、スタート前からまさかのリバース。そこらじゅうVAAM臭のする白く煙い空間を作り出す。

このハプニングのせいでスタート前から喉を痛めた。


装備はSLXとDeoreミックスで36T-11/36Tという王滝的には漢ギア。
前回の反省まったくなく、26インチから27.5インチに大径化したにも関わらずギア比そのまま。

タイヤは前後ともMaxxis ARDENT TLR 2.25'。日本非売の非EXOバージョンなので、軽いがサイドは弱い、トレッド面のパンクはシーラントで直るだろうが、サイドカットは祈る他無い。


前半戦

スタートして最初の登りは淡々と回してポジションを上げていく、前回は後半ブレーキがかかってしまったので若干抑えめ。
知り合いや池田選手が最初の登りで早くも脱落しており、登りでも何人かパンクを見かける。友人の1人も腰痛で大ブレーキ、もう1人体調不良で脱落と早くも王滝の怖さを思い知る。

下り系HTでなんとか登りきり、爽快なダウンヒルが始まる…と思いきやタイヤがかなり滑る。どうやら標高に加え、30度近い気温の影響でかなり空気圧が上がってしまったらしい。
たまたま小さい登りの頂点で一緒になった人はエアゲージ読みで0.4気圧ほど上がっていたとのこと。自分はゲージを持っていないので指センサーでいい感じになるまでエアを抜いて再スタート。


序盤はシクロクロスの体の使い方になっていたせいか、コーナーが遅かったが徐々にMTBの体の使い方を思い出し、スピードがどんどん上がっていく。
下りが本調子になってきたところで第1CP。

前回はこの時点で大分やられていたが、今回はDJではなくトレイルバイクを使っていることも合って振動で体が痺れることはなく、ESIグリップとTOGSでハンドル周りをバッチリ決めてきたおかげか握力も余力十分。


水だけ補給していざ出発!!!したところで腰が大爆発。
登りが全てインナーロー縛りになる地獄。第2CPまでの間、何度腰を伸ばしたかわからない。湖を回り込む平坦路すら上手く回せず腰のストレッチを入れる始末。

補給食とツールケースが意外と重く、腰の負担になっているかもしれないと思ったが後の祭り。30分毎に減っていく荷物と言い聞かせて第2CPまで淡々と走っていく。
この時点で半分ほど7時間切りを諦めていた。


後半戦

第2CPで補給食と塩タブ・カルパスを食べて、軽量化()を行ってストレッチしていたところ、四股ポーズで肩を入れるポーズで股関節を伸ばしているときに背骨の「パキッ」という音とともになぜか腰痛が雲散霧消。

第2CPからゴールまでおよそ30kmで、ちょうど5時間が経過。
最後の10kmほどは下りなので30分程度として、望みありとしてガツガツ踏んで登っていく。

第2CP後の山はガレている難関なのだが、踏めているお陰でなんなくクリア。セカンドウィンドが吹いているうちにと大爆走。HTなので下りも完全な休みではないが、バイクの力もあり40km/hほど出しながらガンガン下っていける。

第3CPは当然スキップ。水は補給せずとも良い量を予め第2CPで補充している。
メチャクチャに暑いので、天然エイドで水遊びしたいが、立ち止まって腰痛がぶり返してしまっては元も子もないので脇目もふらずに踏んでいく。

最後の山に突入した時点で残り1時間15分ほどあり、トラブルさえ無ければ7時間切りをほぼ確信…そして王滝最高の楽しみである最後の下りに40分ほど残してダイブ。
リアブレーキだけで下っていると、後輪から嫌な感覚と音。


パンクーーーーーーーーーーーーー!



しかもここでハンドルにマウントしているEdge25Jのバッテリーが切れ、残り時間がわからなくなる。公称8時間持つのに使えないやつ。

傍目にはどこから漏れているかわからないので、とりあえずシーラントを注入してCO2で塞ごうとするが、完全なサイドカットであることが発覚。急いでチューブを入れている間に渡辺先生や知り合いCに抜かれていく。


再度パンクしないように空気圧高めのチューブドで再スタート。前輪と後輪のグリップ差がひどく、気持ち悪い。それでも秒単位の勝負になってしまっているかもしれないので、下り全力ペダリングで飛ばしていく。

傍目から見たら頭のネジを飛ばしながら走っているように見えただろう…
ゴール直前で6時間40分台であることまでは確認し、歓喜の声を上げながらゴール。

正式なリザルトは6h49min。パンクがなければ-10分か-15分いけていただろうに若干悔しい。




会場に戻って、プロテイン飲んで自転車洗ってブチョーコーヒーで一服、至福の時。
毎回、一生分MTBに乗った気分になる王滝だが、物忘れが激しいMTBerなので秋には120kmにエントリーしている可能性も否定できない。

補給食は30分ごとに淡々と食べていくスタイルだったので、前回と同じく特に問題はおこらなかった。最後の山で水がなくなってしまったのは計算外だったが、ギリギリ保ってくれたので結果オーライ。
フレームバッグを使って重いツールやチューブを入れておいたほうが腰のためには良さそうだ。

パンク対策はチューブレスでサイドカットにはチューブを突っ込む対応で十分だとわかったのも良い収穫。
あと…フロントギアは32Tか34Tが欲しかった。


翌日、有給が出張に化けたら体調最悪のまま3日間過ごすことになったので休みは死守、絶対。




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