TCX SLR SS納車とインプレ

REVIEW CX
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ロードバイクにも、MTB にもシングルスピード(SS)の世界がある。

前者はバンクや街乗りで、後者はつい最近 WC が日本で開催されるなど、話題沸騰中である。

CX にも SS で走る変態(褒め言葉)が一定数いることは知っていたが、乗ることはないと感じていた。初夏にあるニュースを聞くまでは。

「TCX SLR SS  日本で 10 台限定発売」

実は、2014,15 年モデルでは既に米国で SSCX の発売がされていた。

他のモデルにないロゴのアウトラインデザイン、遊び心のある塗装は GIANT には珍しく、格好良かった。

SSCX のレーサーである、Adam Craig の PV も相まって、GIANT らしくないクールさのあるモデル。ビールでバイクを磨くところなんてサイコーだ。

話を戻すが、職場で発表の記事を見た昼休み、気がついたら行きつけのショップに電話を入れて発注が完了していた。

知識のない SS パーツをじっくり調べて選定し、9 月後半に納車。

ハンドル/ステム:GIANT CONNECT OD2 80mm/TNi エルゴシャローエコ 400mm(余り物)

ブレーキ:TRP Hylex

ホイール:WH-M785(15mm axle)

サドル:Fizi:k  アンタレス

クランク:SHIMANO FC-700

チェーンリング:TA Singlespeed 38T

メカディスクの経験から「ブレーキは絶対油圧!」と決めていたので、後々 Di2 多段にも使いまわせる hylex を選択。

ホイールは 135mm ディスクシングルスピード用というニッチなものを組む気にはならなかったので、ノーマルのホイールをシングル化した。

経験者のアドバイスも貰い、歯に厚みがあってフリーに食い込まない Gusset のシングルコンバージョンキットを利用。

攻めたペイントも素敵だ。15mm スルーアクスルのフォークだが、まさかのカーボンアクスルを採用していたことにもびっくり。

肝心のギア比は、もっとも軽いギアが必要と思われる野辺山でも 2.0 程度であればいいそうなので、38×17/18/19T を揃えて使い分けることにした。

インプレ

まず乗って驚いたのが快適性。

TCX シリーズ専用の D-post の恩恵か、ブリッジを廃したシートステーの影響なのかは不明だが、明らかにメインバイクより乗り心地がいい。

2 つめの特筆すべき点はハンドリング。

軽く倒すだけで大きくハンドルを切って曲がり込むような挙動になる。CX の細かいコーナーをこなすための味付けと思われる。さすが GIANT。

今年はバイクロア・野辺山(SS/C2)・くろんど池 SS でこのバイクを駆って走った。

SS では立ち上がりでトルクが要求されるため、コーナーでのファストアウトを強く意識させられることとなる。また、変速をしない分路面に集中することができた。

SS だと、小さな減速でも踏み直しで脚を使わされてしまうため、スピードを殺さないように走る癖がつく。

純粋に路面のみに集中することで、スピードに乗れるライン選択・プッシュ・プルだけに神経を使うことになる。今までの走りがいかに無駄だらけだったか思い知らされた。

脚を強くする前にやれることがこんなにあったーーーーー

ストレートでのトップスピードの遅さはご愛嬌。こればかりは致し方無い・・・

しかし、カテゴリーレースでもいつもの 25%以内を維持できているため、SS でも意外と遅くはないのだ。C1 にも何名か SS で走っている方がいる。

総括

変速を捨てることで、新しい世界が見えた。

でもメインバイクはやっぱりギアードです。