格安サイコンbryton Rider310を使ってみた

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格安 GPS サイコン代表選手

Edge25Jが王滝完走するだけの間、バッテリーが持たなかったので新たにGPSサイコンを買うことに。

オフロード用途で、PM不要、ランタイム実測8時間以上が要件、安ければ尚良し。ということでBryton Rider310を購入。

公称で36時間という超優秀なランタイムと、国内価格でも13000円前後という安さ。ebayならマウント込みでも10000円を切る。ANT+、BluetoothLE対応と一通りの規格に対応している。

実はRider330という後継モデルが台湾本国では既に発売しており、こちらはWiFiでのログアップロードに対応している。あまり重要な機能ではないと考え、旧モデルになるがRider310を選択した。

インプレ

Languageから日本語を選ぶとあっさり日本語化が完了。画面設定は初期のものだが、自分でカスタマイズすることもできるし、GARMINの心拍計とのペアリングも素直にできた。操作は全て物理ボタンで完結するため、誤操作の心配ほぼなし。感圧式タッチパネルとかいう最悪の選択をしたパイオニアさんは反省してくれ。

なお、めちゃくちゃ似てはいるものの GARMIN マウントとの互換性はない(重要)

Edge25Jの心拍計ペアリングが不安定だったことを思い出すと、純正だったのにアレは何だったんだと言う気持ち。

GPSの掴みは良好、というよりもかなりのスピード。室内では流石に捕捉できないが、一度計測が済んでいれば数秒でGPSを掴む。計測できると右上の電波マークが変化するので強度もわかりやすい。

ここまで書くと欠点のない優等生に思えるが、BluetoothLEのログ同期が凄まじく遅い欠点がある。ログの確認は専用アプリを経由してStrava, TrainingPeaksに送信できるので、その点は悪くない。専用アプリ自体は使いたいと思える見た目ではない…のでログ同期以外には使っていない。

BluetoothLEの通信速度に起因していると思うので、ここはWifi同期ができるRider330を買えばよかったと悔やむ。ここに数千円の価値があるかどうかは人によるが…ストレスは割と多いので速いに越したことはない。

しかし、機能を考えると破格のコストパフォーマンスを持つサイコンであることは間違いない。パワーメーターとの接続や、ナビ機能を重視しなければランタイムも相まって素晴らしいと言っても差し支えない。

専用アプリはだいぶお粗末なので、割り切って転送用にしてしまってこの安さを維持してもらいたいものだ。