2017-18関西シクロクロス#7 希望が丘レースレポート

RACEREPORT CX
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レースレポート始めます

適当に走っていては来シーズン残留できずあっという間に脱落しそうなので反省ができるようにレースレポートを書き始めることにした。

関西シクロクロス#7 希望が丘

昨年は低気温と大雨で低体温症との戦いとなったが、今年は気持ちよく晴れてくれた。 ラストレースではないC2と違い、C1のレースは昼のすぐ後なので天気予報の最高気温を確認しておけばそこそこの精度でレース気温がわかるのはありがたい。

朝と昼の試走で階段や段差の乗車ラインを確認したり、ダウンヒル番長をみつけてラインを盗んだりとおそらくこの日だけの意識の高さを見せつける。年末年始はコミケで練習していないこともあって腰に不安があるためサドルを若干前に出す。登りで前に座りたいし。

とはいえ、初の60分レースに緊張して前日寝付けなかったため当日は不安だらけ。昼ごはんを食べるタイミングやアップをするタイミング、昼試走の後のキッズレースというスキマ時間をどう活用するか、全くわからない。C2時代ははのんびり過ごしていればよかったのだが…
ピットにサブバイクを配置しておくことだけは忘れずにやっておいた。

ゼッケンは最後尾の71番、隣に小野寺健というビッグネームがいるものの、スモールな自分には全く関係がないのはせめてもの救いか。
60分のペース配分を試すべきか、C2と同じく最初からトップギアでレースを続けるべきかだいぶ悩んだが、現在の正しい実力を測るため今期中は後者でいくことを決断。降格しないという初年度だけの特権を活かして、リスクの高い選択肢を選ぶ。

タイヤは前後ともMaxxis SpeedTerrane。ドライなコースはいつもこれ。転がりの良さが地脚のなさをカバーしてくれると信じて。

スタートの質はそこそこ。隙間を選んで積極的にポジションを上げていく。さすがC1というべきか、皆順位の1つに対する貪欲さが感じられる。
玉砕覚悟のペースで走っているため、意外にも登りや直線で抜かれるシチュエーションは少なかった。登りが苦手なのはいつものことだが、今日はガッツリ踏んでいるので予想通り腰の上部が痛み始める。外野からのコールで42〜5番手あたりを走っていることを把握、ずっとこのポジションを維持できればよかったのだが…

長い長いC2生活では自分の後ろには数名しかいないことがほとんどで、脚力もおおよそ把握できていた。しかしC1は前にも後ろにも人だらけ、その上自分は地脚で劣っているという自覚があるため直線や登りで一切休めない、休んだ瞬間抜かれるという恐怖感があり常に限界近いペースで走り続けていた。太ももの前部に攣りかけの鈍い痛みを感じながら走るも、40分経ったところで本格的に脚が売り切れ始め、パワーが必要となる登りやゆるい下りのところでポジションを下げ続けるように。しかしまだ全体の2/3しか終わっていない…!

残り20分で4〜5周回も残っており、ラップが間違いないことを悟りながらなるべくペースを落とさないように努力する。階段で降車した際、脚をもつれさせて転ぶほどに消耗していた。その後、脚がもつれるなら降りなきゃいい!と開き直ったら登れたのには笑った。
ラスト2周の序盤でスク水さん含む先頭パックにラップされる。自分がどのくらいの場所にいるのかもわからないまま声援とヤジをエネルギーに変えて踏んでいくが体がすごく痛い。

最終周回、キャンバー部分のコーナーで後ろからくる上位陣を避けようとしてスリップダウン、自転車をどかそうとしてクリートが外れていない脚で引っ張ったらふくらはぎを攣る。
しかもよく見たらタイヤもビードが落ちている…

幸いピットがすぐそこだったのでバイク交換するも、SSバイクのギア比がなんと2.25のまま。登りメインのこのコースでは全く踏めず、体をゆらしてペダリングしつつきつい上りは押しながらなんとかフィニッシュラインに到着。

過去最高に辛いレースだった。利用前提のスペアバイク、根本的な地脚の無さ、60分耐え抜く持久力…様々なものの必要性を認識した。
しかしレース中暖かいことや、片付けをゆっくりできること、C2の楽しいレースをガヤれることは純粋にありがたい。C2では前週悲劇の落車で昇格を逃したSAUCEのタケチンが優勝して昇格することになった、おめでとう、Welcome to hell。

次週はド平坦の堺だが、どうなることやら。

機材

  • Bike: TCX SLR(‘14) Ultegra Di2
  • Tyre: Maxxis SpeedTerrane 1.8Bar(F,R)
  • Wheel: (Front)SHIMANO XT M785,(Rear)PAX PROJECT 24mm TL