Airbone ZT-A15インプレ
ヒラメからの移行
ヒラメのポンプヘッドは最高、これはあまり議論の余地がない。
ただ、チューブレスユーザーにとってはある問題がある。
ビードを上げるエアータンクの入力側規格が、一部を除きほぼ米式なのだ。
自分が使っているGIANTのCONTROL TANKも例外ではない。
こうなると、仏式と米式の切り替えが難しいヒラメのポンプヘッドは使いづらい。
しかし、ヒラメに慣れていると力の必要なポンプヘッドをいまさら使いたくもないというジレンマ。単体で打っているワンタッチ系のポンプヘッドはあまり多くない。
代表的なものはPanaracerのワンタッチヘッド、しかしこれはホース径が特殊なので汎用的ではない。
今まで使っていたのがこちらのLezyne ABS-2。
既に廃盤。
中々良かったのだが、耐久性が悪いという噂通り1年経たずに壊れてしまった。
次に購入したのがこちらのAirbone。ABS-2とほぼ同じような仕組みのポンプヘッド。
明確に違う点は、仏式と米式が明示的に切り替わるところ。
ABS-2はどちらも区別なくねじ込んでいく仕組み。
また、外側のアルマイトパーツをスライドさせて固定する点は同じだが、ABS-2がOリングの摩擦でコントロールしているのに対してZT-A15はきちんとスライドするような機械構造になっている。
ABS-2はここのスライド機構のOリングが摩耗してオーバーランするようになり、空気圧に耐えられず自壊するようになってしまった。少なくともAirboneはレザインよりも壊れずに保ってくれそう。
レザインの解放ボタンはヘッドを外すためのものだが、Airboneの解放ボタンは空気圧調整用になっている点も大きく違う。MTBやCXなど、空気圧を調節したいときが多いのでこれは非常に便利に使えそうだ。
その後
数か月利用したところ、パーツがばらばらに崩壊するわ、細いバルブに対応できないわ、ひどい目にあった