ロードで快走宿泊ツーリング
小柄な人の自転車にも装着できます(できない)
スポーツサイクル用品というものはとにかく身長の高い人に優しい。
フレームサイズそのものもそうだが、アクセサリーも「余りスペース」である部分に装着する以上大きいサイズの自転車のほうが装着に余裕がある。
バッグ類もある程度幅を持たせたり、複数サイズの展開でフレームサイズに対応させているものの、限界は存在する。
そしてその「対応するサイズ」の中央値は、流行の中心によって決定される。
バイクパッキングで言えば間違いなくアメリカ、おまけでヨーロッパの流行がそれであり、彼らの小柄はだいたい165cm ~ 170cmのこと…
小柄な人向けのサイズでも対応できると謳っている製品でも160cmを割り込んでくる身長だと使えなかったりする。
ましてや自分のようにGIANTの自転車に乗っていると、ホリゾンタル気味のフレームに比べて更に前三角が削られ、トップチューブの傾きもキツイ。
バッグ選び
まず、快走と言える範囲での最大積載量を検討する。
考慮すべきは、前三角のサイズと、サドル~後輪のクリアランス・ハンドル~前輪のクリアランス。ハンドルバッグ+フレームバッグ+サドルバッグの3点セットを狙う。
トップチューブバッグはどんなに頑張っても膝にあたるので却下。
サイズはTCRのXSサイズ、サドル高さは635mm。ジャパニーズブランドのR250がいい仕事をしてくれた(正確にはショップブランド)
ステムバッグと防水サドルバッグラージ、防水フレームインナーバッグ、防水ドラム型フロントバッグと完全にブランドを統一。
写真はとりあえずMAXまでタオルを使って積載テストした際の状態。
ボトルを抜き差しすることは難しいので、ステムバッグにペットボトルを入れて水分補給をしようとした。120km程度のテストライドであれば1時間毎にペットボトルを交換することで走ることができた。
ひとまずこれをMAX積載量として、現実とのすり合わせ。
一週間ツーリングで必要な荷物は?
識者の助言をもとに、「ホテルorゲストハウス泊」「ナイトライド無し」「1日150km前後、最大200km」で荷物を実際に詰めてみた。内容は下記の通り。
- コンタクト保管液
- 歯ブラシ
- カミソリ
- サイクルジャージ
- レーパン
- インナーシャツ
- ウィンドブレーカー
- ミニタオル
- ソックス*2
- 下着*2
- 軽量コンパクトハーフパンツ
- 長袖速乾Tシャツ
- SL-100 輪行袋
- コンパクトホイールバッグ
- 日焼け止め
- プロテクト J1
- ヘルメット
- サングラス
- 鍵
- PowerCore fusion5000
- MicroUSBケーブル
- USB-TypeCケーブル
- サイコン
- 携帯工具
- チューブパッチ
- チューブ*2
- CO2ボンベ*3
- ハンドポンプ
- ライトスリッポン(ワークマン)
- サコッシュ
- 洗剤
身につけるものはこの他に財布とスマホ。ポイントはサイクルウェアを1セットに抑えたこと、ジャージで入るには憚られる店に入るときや宿到着後はハーフパンツに長袖Tシャツで過ごしながら毎日洗濯するという前提。これでも1週間かなり人権を保った状態でツーリングできる。
その他こだわりのグッズとしてはモバイルバッテリー兼ACアダプタになるPowerCore fusion5000、簡単に落とすことのできる日焼け止めのアネッサ金など。
これらを全てフル積載モードに投入したところ、フレームバッグの容量がかなり余ることが発覚。そこで、ボトル2本に変更した上でステムバッグに工具類を詰めた。真夏ではないのでツールケース+ロングボトルでも良かったかもしれない。
サドルバッグ上のスリッポン留めはスタイルだが、非常に便利だと思う。バイクパッキングスタイルでかなり上位の取り出しやすい部分なので、ここに利用頻度の少ない輪行袋をセットするのはもったいないという考え。雨の日はコンビニビニール袋で包めばよい。
養生
サドルバッグがシートポストだけではなくフレームに直接当たっているので、擦り傷防止のために養生。
糊残りを気にして自己融着テープを使ったのだが、摩擦が高すぎてすぐに破れてしまった。そこで手元にあったマスキングテープを使ったところ、いい感じにテープの上で滑ってくれる。しかしこれは水に弱く、雨の日にすぐ破れてしまう…結局透明テープを素直に使ったほうがよさそうだった。
バッグをどうにかするより荷物をどうにかしよう
いい感じのバッグの組み合わせを探すより荷物を工夫するほうが楽だった(結論)