ヒラメヘッドと組み合わせられるチューブレスタンクTubibooster X

REVIEW MTB ROAD CX
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これまで、チューブレスタイヤの装着用のインフレーターには色々使ってきましたが、なかなか決定版と言えるものがありませんでした。

私はLEZYNE CLASSIC FLOOR DRIVEの木製取手と、ヒラメ横カムの収まりの良さを非常に気に入っており、これを捨てきれずなんとかフロアポンプを活かしたままチューブレス運用をしています。

ビード上げ用の機材は「ビード上げ用の一体型ポンプ」「単体のインフレータータンク」の2通りの選択肢があります。

前者ではGIYO(ジーヨ) GF-94T チューブレス対応 アルミフロアポンプ GF-94T、後者ではGIANTのCONTROL TANKを使ったことがあり、最近は主にCONTROL TANKを使っています。

CONTROL TANKは米式バルブでしか空気を入れられないという欠点があり、ヒラメ横カムを使ったCLASSIC FLOOR DRIVEでは直接エアを充填できないので珍しい米仏変換アダプターを活用していました。

それでも、安定して高圧を充填するにはヒラメヘッドの締め付けをかなり強くする必要があり、ストレスが強いのでずっと仏式バルブで充填でき、米仏どちらでもビード上げできるインフレーターを探していました。

入力側が仏式のタンクたち

私の思いが通じたのか、最近ついに仏式入力対応のタンクが出てきました。

SCHWALBE TIRE BOOSTERと、TOPEAK Tubibooster Xです。

こいつらの優秀な点は

  • 充填用ホースがあること
  • 仏式入力
  • 米仏出力

です。これらの要件は自宅で作業するにはマストだと思います。

充填用ホースがあれば、ホイールにセットしたままエアを充填できますし、仏式入力はヒラメのため、米仏出力でバルブコア外した状態でのビード上げに対応できます。※仏式バルブで内部が詰まって場合、エアが一気に入らないのでコアを抜いて米式ポンプで空気充填する裏技があります

Tubiboosterのほうがちょっと安いのでこちらを買いました。Amazonでは置いていなかったので、Paypayモールで。

本体
本体

思ったよりも本体サイズが小さく、MTBタイヤに使う場合などは本体を10気圧オーバーまで充填したほうがいい感じに利用できます。フロアポンプ側もそれなりに性能が求められるので、注意が必要かも。強度が心配ですが一応ISOに沿った記載があります。

注意書き
注意書き

バルブはしっかり仏式でカバーもあるので破損の心配も少ないです。レバーも開放側がわかりやすく記載されています。

lever
lever
バルブ
バルブ

使用感

プロワン TLEの装着に使いましたが、GIANTのCONTROL TANKに比べてタンク内を高圧にする必要があるので、やや疲れます。

エアボリュームは十分なので、MTBタイヤでも問題なく利用できました。

仏式と米式の切り替えは内部部品を切り替える必要があるのでちょっと時間がかかります。スマートヘッド アップグレード キットなどを使えばこの切替がさらに早くなり、使い勝手が良くなりそうです。ホース径は要確認。