AfterShokz OpenMove
在宅時に使っていた BT イヤホンが調子悪くなってきたのと、耳をふさいで会話する違和感がいつまで経っても慣れないこともあり。骨伝導イヤホンを買ってみた。
主な利用用途は次の二つ。
- ランニング中のイヤホン
- Zwift 中のイヤホン
- 在宅中の通話
我ながら、テンプレ並みのよくある用途だと思う。外ではランニングに使うかもしれないが、基本は屋内運用。
同社の Aeropex は友人が複数人使っており、それにつられて中華の骨伝導イヤホンを使っていた時期があった。中華製品は大失敗で、ただのオープンスピーカーと大して変わらなかったが、Aeropex の骨伝導体験は非常にいいもので、隙あらばと狙っていた。
当時コロナ禍の序盤、Aeropex は何故か各地でセールされており 13000 円程度で買えたのだが、今となっては定価の 2 万円が当然の人気商品になってしまっていた。当時の価格を知っていると手が出しづらかったのだが…運よく?この OpenMove が発表されてくれたので思い切って買うことに。
ポイントが付くので家電量販店で買おうと思ったのだが、Amazon の公式セラーでもポイント還元をやっていたのでここぞとばかりに購入。
なお、2022 年 2 月に OpenRun Pro という新たなフラッグシップモデルが発売された。
自転車とは無関係のレビューなので、別ブログの記事としたが紹介しておく。
音質が劇的に向上した他、こめかみの締め付けが無くなって、日常使いで快適に利用できるようになっている。
充電・防水
Aeropex が専用マグネット端子なのに対し、OpenMove は USB typeC 端子での充電となっている。カバーはよくある防水キャップなので、その分 IP67 だった防水性能が IP55 にランクダウンしている。自分の使い方では問題なさそうなレベルなのでここは妥協されても問題なかった。
むしろ、対汗を考えると金属端子が露出していない分有利かもしれない。キャップ防水にキャップ本体の劣化はつきものなのでトレードオフ。
音質・音漏れ
Aeropex では音楽のリスニングもそこそこできたが、OpenMove は音楽には全く向いていない…というよりも音声向けの味付けがされているといった方が正しい。ボーカルありの曲はボーカルが非常に前に出てくる味付けで、ドラムやベースの低音・シンバルの高音域はかなり小さい。
余談だが、この仕様のおかげでナビ的な利用はそこそこ快適だった。
音の出し方に関してはしっかり骨伝導!という感じで中華製品とは雲泥の差。もちろん漏れないわけではないが、単なるスピーカーではなくちゃんと本体の振動で音を伝えている感じがある。耳栓をすればより低音量で集中することも可能。
マイク側は普通に違和感なく会話できる。カナル型イヤホンだとどうしても自分の声が聞こえなくなってしまう気持ち悪さがあったが、完全に解決。
屋外利用
ランニング
非常に快適。
環境音も耳に入ってくるので、周囲の状況に気を配ることができるのが良い。
引っ越してからはかなり騒がしい地域をランニングすることになっているので、音楽で気を紛らわせつつも周囲の警戒ができるという点はバッチリ用途に合っていた。
防水なのでキャップさえ気を付ければいい点もプラス。
サイクリング
一応、自転車乗車中も外の音が聞こえるので利用していいことになっている…と思う。Aeropex に比べて大振りなので、ヘルメットやサングラスと干渉しないか?と思ったが写真の通り全く問題なく利用できた。
音域の問題で、環境音の多い場所では人の声を聴くのが精いっぱいなのでナビに使うか、もしくは静かな道で音楽を聴く際には使える…といったところだろうか。
降車して施設に立ち寄る際に、ヘルメットとサングラスを外す → イヤホンを外す → マスクを着用、と停車時の手間が増えてしまうので、あまり普段のライドで常用するものでもないと思う。
屋内利用
完全リモートワーク環境で、もはや骨伝導イヤホンなしの仕事は考えられないレベルの快適さ。
丸一日打ち合わせで埋まってしまうと、夕方にバッテリーが足りなくなってしまうが、昼休みに充電すれば問題はない。
耳を塞がないので違和感も少なく、ヘッドホンと違い耳の圧迫で痛みが出ることもない。
総評
室内アクティビティ用とした自分の用途にはバッチリはまっていると思う。普通に買っても実質 9000 円というのは質を考えると非常にお得。
定期的に Amazon タイムセール対象になるので、ウォッチしておくことをおススメする。