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title: "シクロクロスレースを速く走るためには"
date: 2021-11-08
tags: [CX]
url: https://blog.gensobunya.net/post/2021/11/cx_faster_riding/
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JCX幕張で色々な感想が聞こえてきたので…個人的な意見を書いてみる

## 経験とか

- C3(1年）→C2(3年）→C1(今）
- FTP 259W(3.99...。倍）

## 要旨

特定カテゴリで "わざと" 体を当てたり腕で押しのけたりする人がいたり、やんちゃなコーナーツッコミをしている人がいるよという話が出てきたのだが、それは結局遅いからやめとけというアドバイス（落車回避とか、同時に狭いところに突っ込んだ後危険回避でそうすることもあるけどそうじゃないやつ）

## スムーズな走りが、最も速い

うまく**インをついてコーナーを他人より速く抜けた、ポジションを上げられたとしても、その後の加速を要するセクションを含めたトータルで遅ければ何の意味もない**。むしろ再加速が必要な分遅い上、脚も削っているということを念頭に置く必要がある

DHレースを見ているとよくわかるのだが、派手さを感じないライダーが上位に食い込むことが非常に多い。

派手なアクションやギリギリの攻め、テレビ映えする砂埃の巻き上げなど、そうしたものは運動エネルギーが速度以外の形に変換されてしまっている証。滑らかに走った方が原理的には速いはずなのだ。

シクロクロスも同様で、コーナーを含むテクニカルセクションをサラっと簡単そうにクリアしたり、**加減速を最低限にして滑らかにした方がトータルで速い**。

ましてや、インをつくために過剰な減速をしてしまうと脚も使ってしまうことになる。ゴール前でポジション争いしているならともかく、**序盤で脚を削ってまで無理やり前に出るメリットなんて、実はあまりない**。最後にジャンプアップできている人は、本当にスッと抜いていく。

トップカテゴリーは時間も長く、わずかな節約が大きな差となって現れる。C1で、むちゃなイン切りをほとんど見ないのも、そういう点にあるだろう。

パックで滑らかに走っている中、周囲の邪魔になるような走りで一瞬ポジションを上げたとしても、自分にとっても周囲にとってもいいことが無い。オフロード特有のラインの取り合いはもちろんあるけれども、（ふんわりした表現ではあるが）お互いにリスペクトを持ってやりあおう。

もちろん、インを上手くついてポジションを上げる人はいないというわけではなく、競り合いはレース内で数えきれないほどあるが、基本的に荒っぽいそれではない。

**進入速度を上げられるグリップの稼ぎ方やセッティング、コーナリング中の細かい操作やペダリング、ファストアウトの原則、速く抜かすためのライン取りに従った結果**、速度差が発生して、インを突いて抜かせるのであって無理やりインから抜かしているパターンとは因果関係が逆。

なぜここまで断言できるかというと、ロード選手としてはミジンコレベルのFTPとパワーウェイトレシオ（4倍）でもC1中盤かつ全日本に出られるということは自分が実証済みだから。

現状でも、荒れ地や上下左右の動きを求められるセクションでは周りに対してアドバンテージを得られると感じているので、**シクロクロスに参加している大半の人はパワーを持て余して無駄に使っている**ことは間違いないと考えている。

タイヤは常に接地しているか？ハンドルやサドルに体重をかけすぎていないか？路面とタイヤの接線を垂直にしようとしているか？スピードを殺さないラインを追及しているか？上下の動きが必要なところでプッシュプルをサボっていないか？ギャップを避けようとホップやフロントアップを駆使しているか？という何でもない点を気にするだけでも、シクロクロスは結果が変わってくる。

だから単純なパワー比べにならず、楽しい。

## 試走

当たり前だが、試走はコースの確認レベルやパワー・スキルの異なる人と一緒に走ることとなる。

C1に上がってから朝試走はやらなくなって久しいが、たまに参加する際も人が多ければ無理に押し通るようなことはせずコースの確認に重点を置くことも多い。

昼試走でも、**レーススピードで試走するのが理想だが、レース並みの出力と集中力を試走で出すのもなかなか難しい**という点は割り切る必要がある。

もちろん、チャレンジ部分で順番待ちしている人が多い中、堂々と降車してのんびり通過するのもやめてほしいことではあるのだが…（コーステープの外から回ればみんな幸せ）

エリートカテゴリーの上位層なんかも、ワイワイゆっくり走りながら複数パターン考えられるセクションは「どう走ればいいか」なんて談義をしていることも多いので、試走中は闘争心はしまっておくものと心得てほしい。

レースイベントに参加している全員が、それぞれなりの目標を持ってそれぞれのベストを尽くしているのだから、自分の都合だけでコースを使わず周囲にリスペクトを持って臨んでほしい。
