自転車に丁度いいアイリスオーヤマのバッテリー式ハンディ高圧洗浄機を買った
レースで使える自前の高圧洗浄機。なんと良い響きだろうか。
すくみずログで紹介されていた1万円台前半のアイリスオーヤマ製高圧洗浄機(JHW-201)。バッテリー式で分解可能、圧力はそこまででもないが、自転車相手には不足というわけでもない絶妙な製品だった。
開封・収納
今回購入したのはコードレスモデルのJHW-201と、それを車載・運搬するためのコンテナボックス。
記事内の収納があまりにもシンデレラフィットだったため、詳細を聞いて一緒にポチった。
コンテナのサイズは W 約 29.5×D 約 44.3×H 約 15.9cm と、聞き間違えたか?と思うコンパクトサイズ。
開封して、各パーツを投入してみると確かにピッタリだ。充電器を収納する必要があるかは悩みどころだが、とりあえずひとまとめにしておいた。
充電器か本体の端子が露出するので、レース後に収納する際はホースから水を抜くことを忘れないようにする必要がある。
現地組み立て・使用インプレッション
野辺山CX Day1でレース後にちょっとこびりついた泥を落とすのに活用してみた。友人のバイクで。
まずは会場で展開してみる。
アップ用ローラー、タープ、そして洗車機。豪華シクロクロスセットだ。
一通り組み立て、ポリタンクの中に給水ホースを突っ込んで準備完了。
給水用ホースの端はフィルター付きになっており、簡単な異物や泥は入り込まないようになっているが、可能な限り綺麗な水を利用したい。
スペック上、満充電から30Lは利用できるらしいが、そこまでの水量は不要だろう(30Lあったら6回は洗車できる)
水圧設定
この洗浄機は水圧が高低の2種類、ノズルの種類が3種類用意されている。
トグルスイッチなので今の水圧設定がわからないのが玉に瑕だが、高圧設定固定でよかった。
ノズル側を回すことで、ストレート・やや拡散・拡散の三種類を切り替えることができる。上記のマークは拡散設定だ。
6種類の組み合わせ全てを試してみたが、高圧+やや拡散の組み合わせが自転車の洗車にはもっとも向いていそう。
洗車結果
朝方は霜が溶けてコース内がかなりぬめっており、友人バイクのグラベルキングSKはかなり泥が詰まっていた。
こちらが、JHW-201 で洗車した後のタイヤである。
もちろん、ガソリン発電機経由で給電したり、ケルヒャーの上位モデルの圧力には劣る…というか遥かに弱い。
しかし、その分自転車を吹っ飛ばしたり、高速でホイールを回転させることもないため、周囲に泥水をまき散らさないというメリットにもなる。
タイヤに入り込んだ泥を落とすには十分なパワーはあるため、小回りの利く必要十分な洗浄機だ。
まとめ
オフロードレースをする自転車の洗車機としては、必要十分なパワーを持った高圧洗浄機。
ただし、自動車のホイールに付着したブレーキダストを落としたり、コンクリートの床の汚れを落としたりと、強力な高圧洗浄機の代わりになるものではない。
バッテリー式で、コンパクトにたためて持ち運びが簡単、という特性を生かして遠征用の装備にするのがいいだろう。
- 自転車洗浄に必要十分な水圧と水量・稼働時間
- 1万円台半ばという絶妙に安い実勢価格
- ノズルの取り回しの悪さ
- ホースアダプタの精度の悪さ