自転車に丁度いいアイリスオーヤマのバッテリー式ハンディ高圧洗浄機を買った

REVIEW CX MTB
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会場で展開するにもコンパクトだ
会場で展開するにもコンパクトだ

レースで使える自前の高圧洗浄機。なんと良い響きだろうか。

すくみずログで紹介されていた1万円台前半のアイリスオーヤマ製高圧洗浄機(JHW-201)。バッテリー式で分解可能、圧力はそこまででもないが、自転車相手には不足というわけでもない絶妙な製品だった。

10/17 第4回 五條吉野川シクロクロス | すくみずログ
2021-22シクロクロスシーズンが始まった。初戦は五條吉野川シクロクロス。河川敷のフラットな会場だが、長い直線、階段、タイトコーナー等が散りばめられている。前日夜から当日朝まで雨が降ったが、水はけの良い土質で、C1の時間帯には路面はほぼ完全に乾いた。レースは序盤から先頭パックで展開。毎シーズン初戦は自分のコンディションが不安になるのだが、今日はキッチリ踏めてたしバイクコントロールも思い通りで、好感触のシーズンインとなった。10/17 五條吉野川シクロクロス
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開封・収納

今回購入したのはコードレスモデルのJHW-201と、それを車載・運搬するためのコンテナボックス。

記事内の収納があまりにもシンデレラフィットだったため、詳細を聞いて一緒にポチった。

コンテナのサイズは W 約 29.5×D 約 44.3×H 約 15.9cm と、聞き間違えたか?と思うコンパクトサイズ。

シンデレラフィットのコンテナ
シンデレラフィットのコンテナ

開封して、各パーツを投入してみると確かにピッタリだ。充電器を収納する必要があるかは悩みどころだが、とりあえずひとまとめにしておいた。

充電器か本体の端子が露出するので、レース後に収納する際はホースから水を抜くことを忘れないようにする必要がある。

現地組み立て・使用インプレッション

野辺山CX Day1でレース後にちょっとこびりついた泥を落とすのに活用してみた。友人のバイクで。

JCX#3-4 野辺山 Men Elite レースレポート | 幻想サイクル
Summary 登り舗装路でごぼう抜きされて沈むのがこれまでの定番になっていた野辺山だったが、今年は抜かれることを許容しつつ下っている間に押し返せるようになっていた。 多分全日本選手権出場に十分なポイントも得られたはず。 ドーピングコントロールのランダム抽選分に当たると…
幻想サイクル
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まずは会場で展開してみる。

豪華シクロクロスセット
豪華シクロクロスセット

アップ用ローラー、タープ、そして洗車機。豪華シクロクロスセットだ。

タンクにフィルター付き給水ホースを入れる
タンクにフィルター付き給水ホースを入れる

一通り組み立て、ポリタンクの中に給水ホースを突っ込んで準備完了。

給水用ホースの端はフィルター付きになっており、簡単な異物や泥は入り込まないようになっているが、可能な限り綺麗な水を利用したい。

スペック上、満充電から30Lは利用できるらしいが、そこまでの水量は不要だろう(30Lあったら6回は洗車できる)

水圧設定

水圧スイッチ
水圧スイッチ

この洗浄機は水圧が高低の2種類、ノズルの種類が3種類用意されている。

トグルスイッチなので今の水圧設定がわからないのが玉に瑕だが、高圧設定固定でよかった。

ノズル
ノズル

ノズル側を回すことで、ストレート・やや拡散・拡散の三種類を切り替えることができる。上記のマークは拡散設定だ。

ちょっと拡散がタイヤにちょうどいい
ちょっと拡散がタイヤにちょうどいい

6種類の組み合わせ全てを試してみたが、高圧+やや拡散の組み合わせが自転車の洗車にはもっとも向いていそう。

洗車結果

朝方は霜が溶けてコース内がかなりぬめっており、友人バイクのグラベルキングSKはかなり泥が詰まっていた。

こちらが、JHW-201 で洗車した後のタイヤである。

洗車後
洗車後

もちろん、ガソリン発電機経由で給電したり、ケルヒャーの上位モデルの圧力には劣る…というか遥かに弱い。

しかし、その分自転車を吹っ飛ばしたり、高速でホイールを回転させることもないため、周囲に泥水をまき散らさないというメリットにもなる。

タイヤに入り込んだ泥を落とすには十分なパワーはあるため、小回りの利く必要十分な洗浄機だ。

まとめ

オフロードレースをする自転車の洗車機としては、必要十分なパワーを持った高圧洗浄機

ただし、自動車のホイールに付着したブレーキダストを落としたり、コンクリートの床の汚れを落としたりと、強力な高圧洗浄機の代わりになるものではない

バッテリー式で、コンパクトにたためて持ち運びが簡単、という特性を生かして遠征用の装備にするのがいいだろう。

  • 自転車洗浄に必要十分な水圧と水量・稼働時間
  • 1万円台半ばという絶妙に安い実勢価格
  • ノズルの取り回しの悪さ
  • ホースアダプタの精度の悪さ