どこかで見たコンパクトなサドルバッグGIANT H2PRO SEAT BAG

REVIEW ROAD CX MTB
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コンパクトでイマドキなサドルバッグが欲しくなった、なるべく安く。

そんな欲望のもと見つけたのがこちらの製品、GIANTのH2PRO SEAT BAGだ。

www.giant.co.jp
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ちなみに、今回イメージした「イマドキの」とはAPIDURA EXPEDITION TOOL PACKのことだ

【レビュー】アピデュラ ツールパック ~薄く丈夫な防水生地を採用 シンプルで軽量な小型サドルバッグ~ | すくみずログ
APIDURA EXPEDITION TOOL PACKバイクパッキング用バッグをラインナップするアピデュラの小型サドルバッグ。予備チューブや工具を収納できる容量0.5Lのバッグは、同社の防水生地を溶着して作られており、シンプルな造りも相まって重量40gと軽量。本品は、APIDURA製品の輸入販売を行うオルタナティブバイシクルズ様より提供いただきました。長所 -Pros-高品質な素材とよく考えられた造り薄い防水生地で、濡れて
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最低限必要な容量を保ちつつ、サドルの下で邪魔にならず、取り付けもシンプル。もちろん防水。

必要最低限のサイズ・ロールトップ防水・機能性

APIDURA, GIANT共に公称容量は0.5Lだが、バッグの形状が異なっている。APIDURAがスマートな流線形になっているのに対し、GIANTはお弁当箱スタイルだ。

公式のサイズ表記もGIANTが若干大きい。

個人的には、APIDURAの方が見た目がシュッとしているが、荷物の収まりやすさという点ではGIANTに軍配があがりそうだ。ブランドカラーの主張がないのもGIANTのポイント。

リアにはもちろんクリップライトの取り付け部分が用意されている。

クリップライトの取り付け部分
クリップライトの取り付け部分

あと気に入ったのは、GIANT H2PRO SEAT BAGはベルクロがフラップに使われておらず、完全なロールトップになっている点。若干の重量増にはなっていそうだが、防水性や耐久性ではメリットがあるはず。マジックテープの劣化は対応が難しい…

素材
素材

防水素材は、共に「軽量TPU +ナ耐久イロン+防水PU」の三層構造。利用している素材は違うのだろうが、大きな括りでの名称は一字一句変わらないあたりに笑ってしまう。定番の構造なのだろう。

装着方法

H2PROも例に漏れず、主にバッグの外穴に通しているベルト一本で固定する構造になっている。

最大の違いはシートポスト側のベルト。GIANTはこちらに取り外し可能なベルクロを一本通している。

サドル側に一本ベルトが追加されている
サドル側に一本ベルトが追加されている

シートポスト側も固定できる
シートポスト側も固定できる

基本的にはバッグ側のベルクロで十分固定できるが、シートポスト側のベルトも使うことで、ロードバイクなどで利用する際は左右の揺れをさらに抑えることができる。

MTBやグラベルバイクでドロッパーポストなどを利用していて、シートポスト側に巻きつけたくないときは外して使うことも可能だ。

シートポスト側のベルトを外した状態
シートポスト側のベルトを外した状態

残念ポイントは、このベルトがかなり硬い素材になっていること。バッグ側のベルトと共通の素材を利用しているのはやや詰めが甘く感じる。

エアロシートポストでは綺麗に巻くことが難しいので、人によっては常に取り外した状態で運用してもいいだろう。

走行感

当然ながらコンパクトなので、筆者の太い脚に当たることはない。

この程度ならサドルバッグが付いていてもいわゆる振りが気になることはないので、軽快さに影響を与えることもないだろう。

ロールトップの宿命である中身の出し入れの面倒さは残るが、最低限持つもの=緊急用セットと定義して、鍵などは背面ポケットに入れて運用すれば身軽なサイクリングになると思われる。

  • お手ごろな値段
  • シートポストへのベルトの選択肢があること
  • ベルトの硬さ
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